奇跡~love story~

「お、ちょうどエレベーターきた!」

「あぁ。」

(エレベーターが開く)


「あッ純くん」

「お、沙織じゃん」

「たくや、この人はさっき病院で暇だったから話してた人だよ。ここの病院の息子なんだって」

「へぇ。俺は竹田たくや。よろしくな純」
「うん。よろしく。彼氏?」

「そッそんなんじゃねーし!ただの幼なじみだって!な。沙織。」

「うん。だってたくや好きな人いるもんね?誰かは教えてくれないけど。」

「そっか。何階?」

「2Fだよね?たしか。」

「うん。俺、2F」

「そーなの!僕も2F!途中まで一緒に行こ。」

「うん。」

「(コソッ 純ていいやつだな。」

「でしょ?さっき会ったばっかだけど。あ、ついたよ」

「えっと…俺ここだから。」

「嘘!?僕もその部屋。」

「一緒だな。よろしくな。」

俺が入ったのは1部屋で2人分のベッドがある部屋。
純となら楽しくすごせそうだ。

たくや母「あら。3人で楽しそうね。じゃここに荷物置いとくね。じゃなんかあったら連絡ちょーだいね。ごゆっくり」

「わかった。ありがとう」

「2人でケンカしないで仲良くしなさいよ!?」

「沙織が言うことじゃねーだろ。ケンカなんかしねーよな。純」

「そうだね。改めてこれからよろしく」
「おう。よろしくな。」