奇跡~love story~

「えッ!?なんかあった?」

「何か純の病院は治らないらしくて余命が決まってるんだって」

「え…嘘でしょ?」

「ホントだよ。今度の手術で助かるか助からないか決まるって。なのに今急に発作起こして…」

「今どこにいるの?」

「だから治療室だって。大丈夫だから」
「うッうん。((ぐすっ」

「俺らは信じて待ってよ。((ぎゅっ」

バッ 突き飛ばす+離れる

「ごめッ((ぐす 友達でも好きな人いる人とそーゆことできない…
今、そーゆ気分じゃないッ」

「俺の好きな人はお前なんだよ。」

「え…?ごめッ私ッ純のコト好き…
たくやは友達としか見れない…」

「なんでだよ!?アイツの助かる確率3%だぞ!?もしアイツがしんだら、お前は一生苦しむことになる。俺の方が幸せにできんだよッ」

「確かに助かる確率は3%だけど。私はその3%を信じたいよ。私の好きな人は純。 その想いは一生忘れないし一生消えない。純が死んだってあたしの宝物は今まですごした時間だし、純のそばにいることが
私の幸せだから。 」

「そんなきれいごと…」

「きれいごとなんかじゃない!分かってくれないならもういい!」

「ちょっ待てよっ」

「やだっ離してっ!たくやなんか大ッ嫌いだもん」

強く腕をひっぱられる。
急にひっぱられた。

ちゅっ

たくやの顔が一気に近づく。

「ばかっ何すんだよッ」

「それだけお前のコトが好きなんだって!諦められないんだって!」

「気持ち悪いッ大嫌い」

私は思いきりたくやを殴った。
そしてボコボコにした。

すると純が戻ってきた。

「純…大丈夫だった?」

「う、うん。何とか。
それよりたくやはどうしたの?」

「ちょっとね。たくや。」

「コイツは…沙織は…お前が好きなんだってよ…。俺がどんなに頑張っても無理だった…」

「ごめんね。沙織。僕は…」