「はい」
「え・・・」
出てきたのはあたしが覚えていた伶とは全然違う姿。
少し焦げ目の茶色は目をひくし、
すっと伸びた鼻筋はキレイだぁ。
背も高いし、中学3年とは思えない・・・・・・
「なにみとれてんの」
「えっ。」
え、何、このナルシスト発言っていうか、え、何起きてる?
見とれてましたけどさ・・・・(-ω-)つーん。
「伶・・大きくなった?」
「あ、うん。身長伸びたしな、それにしても高校2年生なのになんでそんなにちっちゃいの?」
ざげんなゴラァ(―Д-)Σ
小さいほうがステイタスなんだよううううううううううう!どや。
「・・・別に」
「・・・あっすねてる?」
覗き込んできた伶の顔がきれいでビックリした。
「ぎゃ、ぎゃあああああああああああああああ」
「・・・顔みてはじめてそんなにびっくりされた」
え、だって、ね。
ビックリするでしょ・・・顔かっこいいもん。
「勉強できんの?」
「できるしいいいいいい!あのね、これでもいいんだから!」
「はいはい」
あくびしながら伶は呆れたように言う。
自分から聞いたくせになんなのこの人。
久しぶりにあった人にこんなになれなれしいなんて・・・・・。
玄関から少し離れたところに部屋は会った。
ガチャッ
「ここ、伶の部屋・・・?」
「・・・うん、適当に座って」
広いいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!
何この広さっ!ずるーい!
「なに興奮してんの・・・・」
「いや、別にぃ・・・」
わわわ(・Д・)!
広ーい。まじ広ーい!ほしいこの部屋!

