「美月~レポートは?」

「あ、忘れてたっ」

「あちゃー、しゃあなし手伝ってあげるよ」

「本当にー⁉美来ちゃん大好きっありがとっ」



大学生になってもう五カ月

住む場所も学校も周りにいるひとも
年月が流れみんな変わっていくのに

ただ一つ、

彼への想いだけは変わらない




彼が姿を消した高2の夏


ただ毎日を泣いて過ごした


でもやっと覚えることができたの。



作り笑いを…