「バンッ」
笑い声がたえない教室にすごい音がなりひびいた
「るっさいんだけど!」
歩ちゃん
みんなはすごくびっくりしていた
だって歩ちゃんはいつもおとなしくて
ふんわりしてるこだったから
わたし、最低だ
彼に出会ったときから歩ちゃんが
彼を好きだと知っていたのに
好きかもわかんなくてうじうじしてた私と違って
ずっと彼を想ってたのに
ただ滝川の気持ちが自分の気持ちがわかって
嬉しくて舞い上がっちゃて
周りなんてみえてなかった
「調子のんなよ、きもいんだよ」
いつもの歩ちゃんからは想像もつかないくらいで
その言葉と鋭い視線はわたしに向けられていた
図星だよ、調子のりすぎできもいよね

