ベッドから落ちて、裸で、男がいて、裸で!!

てか、私、なんでここにいるの?

……そういえば、私、穴に落ちたような。うさ耳の男が私を……。

それで風が吹いて、壁にぶつかって…。

「どうした?難しい顔して」

「…………私、なんでここにいるの?ここはどこ?」

「キイは、落ちてた。」

「え?」

「落ちてきた?重かった……」

落ちてた?落ちてきた?

「……わかってなさそうだな。さてはあの馬鹿うさぎ、何も教えてないのか?」

「てか、落ちてくる場所もそういえば違うよな。」

クロードはぶつぶつと何かを呟いている。

「まあ、とりあえず。落ちてきたキイを俺が拾って、脱がした」

「なんで脱がすのよ!!」

「それは……俺の使命だからな。」

使命?

そういえば、リードも言っていた。

私を導くのが私の使命だと、悲しそうな顔で。

「俺はお前の鎖になる。足枷になる。」