黒いコートに斜めがけカバン。髪はセミロングっぽい。小柄な感じの男性。ぱっと見は『堂本光一』風だが良く見ると違った。急いできたせいか、長めな髪が少し乱れていた。なぜだか寂しくて悲しげなオーラを感じた。
「こんばんは」と薄く笑みを浮かべながら、男子大学生は入って来て斜めがけカバンを下ろした。