ツイテル恋、ツイテナイ恋☆

「何だか安心するね」と佐藤が少しかわいそうになり、今度は素直に返事をした。

「今日は映画も観たし、節約でハンバーガーでもいっか。自分の分は自分で買おう」とまたもや個別にレジに並ぶことになった。今度は先手を打たれた。
 琴美はデート代についてはもちろん割り勘にしなくてはと思っていたが、改めて言われると何だかショックだった。しかも今日二回目である。会計は、男のプライドもあると思い、いつも佐藤に任せていたが、図々しいように思われていたのだろうか。