キーンコーンカーンコーン 「以上、ここの範囲次回テストすっから」 「えーっ」 ざわつく教室が やけに広く感じた。 「起立、礼」 休み時間になっても 二人わ手紙交換してる。 「なかいいよね、二人」 東くんがあたしの顔を覗きこむように言った。 「…うん」 「付き合ってるみたいだね」 「そうなのかな…」 これわ夢なのか、 痛い現実なのか、 よくわからなかった。