「そんな風に思ってくれて嬉しいよ。ありがとう」




だけどそんな私にも分け隔てなく笑顔を振りまいてくれる楓。


さらに私の頭に手を乗せ、撫でてくれた。




「あっ…」




「?どうしたの?」




「いや、何でもない」




「そっか。じゃあ、行こう」








これって…ボディタッチ成功だよね?


その日の家庭科の授業はいつもより楽しかったのは多分気のせいじゃないだろう。