秘密のキスをしたとしても。



お兄ちゃんにお休みを言って、私は速攻で階段を駆け上がり、部屋へと飛び込み、ベッドにもおもいっきり飛び込んだ。


急いで布団を被り、寝る体勢にはいる。


ゴロゴロ──…。


一向に鳴り止まない雷音に嫌気が差す。


…何も考えない何も聞こえない…。寝る!!




──────……
────……
──……




「寝れないー…」


布団に入って一時間弱。


寝ようと目を瞑っているのに睡魔がこなく、寝れない状況が続いていた。


離れていかない雷に自然と涙がポロポロ落ちる。