*the text 今、同じ事を考えている。 ふわふわなスポンジで包まれたイチゴロールが好き。 甘くて歯触りが良くて、まるで“恋”を語って居るようだ。 それを口に入れた瞬間、私は恋に落ちる。 静かな教室で、中年のおばさんの先生が教科書の一部を読み上げた。 恋についての詩。 これを教科書を立てながら文章を目で追う私の心の中はなんだかくすぐったい。 「せんせー、何でイチゴロールに例えてるんすかー」 教科書の内容に疑問を持った、少しチャラチャラした男子生徒が質問した。