「ひろき、なんの映画みたい?」

今日は、まゆみに誘われて買い物に来た。
まゆみは幼なじみ。保育園からずっと仲が良くって親同士も仲がいい

あんまり女は信用しないけど、まゆみは信用できた。



「きめていいよ〜。つか俺こんなかにみたいのないんだけど」

正直映画は苦手。俺すぐ飽きちゃうからいっつも途中で寝る
だったらあんな寝にくい所でわざわざお金払ってまで寝るなんてもったいない

「お~さすがひろき!あたしも同じ事思ってたんだ~、じゃあファミレスでお茶しよ?」


きっと、まゆみは最近流行りの恋愛映画がみたかったはずなのに俺に合わせてくれるまゆみのそーゆう所すげえすき。
ん~ファミレスでなに食べよっかな~


「いらっしゃっせ~」

やる気のない定員が迎えてくれた。


まゆみと他愛のない話をしてるとハンバーグとレディースセットが来た。

「ん~まゆみもハンバーグにすれば良かったー」

「あげないよ。うまっ!」

「けちけちけち~。あ、てゆうか聞きたい事があるの」

「ん?」

「ひろきって好きな人とかいないの~?最近彼女いないじゃん。」

痛い所をつかれた。
さすがに信頼している幼なじみにも今は男が好き。だなんて俺はバイだなんて言えない。
きっと、拒絶されて突き放される。


ん~気になる人はいるよ。

そお答えるとまゆみは目をキラキラさせて俺を見て来た。
だれっ?だれっ?だーれー?

まゆみはかなりしつこい。