ROCK YOU!




「っ・・・!ごめん、姫!!スカート・・・」



顔を上げると、望月くんとその仲間たちが居た。


あ、やっぱり仲間たちもヤンキー系なんだ。
その中に、けいたろもいた。




「スカート・・・?」




望月くんに言われて、スカートを触ってみると


「・・・あれ、ぬれてる」





あ。



さっきカノちゃんがカウンターに伏せた時に伸ばした足に、望月くんが引っかかちゃったんだね。



それで、水を私のスカートにこぼしちゃったってゆう・・・。





「わ、ほんとだ。ぬれてるね・・・ごめんね、和・・・」


カノちゃんが申し訳なさそうに謝ってくれた。



「ううん!全然だいじょぶ!!そんなにぬれてないしっ」


「あー、ユウこんな日に限ってジャージ持ってないやあ」



あ、私も持ってない


「ごめん、私もないわ・・・」







「姫」