「やっぱ今ムリかも。」 「そっか、だいじょぶだよ」 「・・・今度、絶対教えるから」 「・・・え?」 「理科が苦手な姫に、絶対教えるから。この問題。」 かああっと、自分でも顔が赤くなるのが分かった。 「な?」 望月くんは、私の赤いであろうほっぺたをツンツン突つきながら 真剣な目で私を見てくる。 うわわわわわ 「よ、よろしくおねがいします・・・」 反則。