ふと美仔が取り出したのはカッター。
って怖いよ!!
「もしかして、いつも持ち歩いてる?」
「うん。当たり前じゃん」
「やだ何この子!?恐怖だよ!」
そんなあたしの反応を軽く受け流し、
美仔はカッターの刃を少しだけ出した。
「よし、ちょっとチクッてするよ~」
「いやいやいや!絶対チクッじゃ済まないよ!美仔ならザクッていくから!出血多量で死んじゃうから!」
「もう死んでるじゃん」
「むぅ・・・」
言い返す言葉を考えるうちに、美仔はあたしの手首を軽く切った。