「ごめん誠也。やりすぎた」
「・・俺を不幸にしたくないの?」
ちゃんと聞いてたんだ。
なんか恥ずかしい///
「・・・うん、したくない」
そう言うと、誠也はいきなりキレた。
「ふざけんなよ!!お前の不幸ってなんだよ?俺と一緒に自分がいること?自分が一緒にいたら不幸になるとでも思ってんの?ちげぇよ!!お前がいなかったら俺は不幸なんだよ!だから、生き返ったと思った時マジで嬉しかったよ。友梨香は違うの?友梨香は生き返って嬉しくねぇの?また誰かを不幸にすると思ってんの?」

なによ。
分かった口きかないでよ。
あたしだって一緒にいたいよ。
でも、結局同じじゃない。
好きな人と一緒にいて、少し幸せを感じて、相手を不幸にしちゃって、あたしにツケがまわる。
神様だって許しちゃくれないの。
あたしがあの時走って飛び出さなきゃ、秋川は生きてたのにって。
あたしがあの時止まれば、
あたしがあの時お菓子につられてたら、

もっと、幸せになれたのに。