Dear.幽霊の君。

正直言ってこういう女子はうざい。
やたらと語尾に小さいア段をつける。
うるさい。
ブリっ子。
文句が多い。
声が高い。
なんなんだ一体！？
「もういいっ」
何がもういいのやら。
「増丘さん、一つ言っとくね。くれぐれも秋川君とイチャついたりしないように・・」
「そんな事したら、どうなるか分かってるよね？増丘さん」
「このブリっ子女！」
「男好き」
あたしを睨みつけて自分の席に帰る女子。
あー、怖い怖い。
なんであたしが睨まれなきゃなんないの。
悪いのはハッキリ言って秋川でしょう？
あたしは何もしてないのに。
「いい加減にしろよ！！」
あたしもそう言いたいよ・・・
ってはぁ！？
誰今言ったの！！
あたしじゃないよね、あたし言ってないもん、あたしじゃないよ。
誰？誰ーーっ！！？
「告白したのは俺だよ。友梨香は何も悪くねぇじゃん！なんで友梨香が責められなきゃなんねぇんだよ！？いい加減にしろよ！」
あ、いい加減にしろ2回目だ。
ってか秋川ぁ！？
やっと名前覚えれた・・・♪
いやいや、そんな場合じゃない。