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「おい!
絢姫。起きろ!
お前今日から学校行け」

「んーーー…。
兄貴ぃ…?
こんなに朝早になに…?」
「だからお前今日から学校行けよ」

「はぁ?なんでよ?」

「んな事どーでもいいだろーが。
いいから行け。
ほれ制服。着替えて出てこい」

そういって兄貴こと呉 慶太[くれ けいた]は部屋から出ていった。



「……はぁ。
何なんだしマジで。

…まぁいいや。
着替えよ」

何気にケータイ可愛いし。
白のシャツに赤と黒のチェックのスカート。
スカートとお揃いのネクタイ。
紺のブレザー。


「よしっ。
行くか」

着替え終わった私は紅い髪をてきとーにブローしてから部屋を出た。