「ま♪そういう訳なのよぉお~♪」


ナクナさんはそう言いながら台所に向かった


 「あっれぇ?冷蔵庫に入れといたあたしのジュースがないっ!」
「タァ~イィ~キィ~!!!」
「んぁ?呼んだか?」

「んぁ?じゃないわよっ!!」
「まずまともな服を着ろ、話はそれからだ」

ナクナさんはまだバスローブ姿だった

「話をそらすんじゃなあああああい!!!」

「うわっ!何すんだよ!!やめろって!!」

仲良いなぁ

「ナオ!見てないで助けろ!!」

「えっ、だって飲んだ方が悪いじゃん」

「なっ…!?」

「ナオはあたしの味方だ!バカヤロー!!」

「う゛わああああ……!!」


…………
………
……



その頃別の場所からその様子を見ていた者達がいた

〔仲が良いなぁ…、羨ましいなぁ…、楽しそうだなぁ…、早く食べたいなぁ…、ジュルッ〕

「まだダメだよ、もっと熟してから食べさせてあげるから、ほら、あそこにオヤツが歩いてるよ、行ってきなさい」

〔どこどこぉお~??あ!ホントだぁあ゛~、ダラダラ〕

歩道橋を歩いてる女性がいた

〔いただきま゛あ゛あ゛~~す!!!〕

「ッヒ!キャァっ……」


丸飲みしてしまった


「キミはすぐに丸飲みしちゃうから食料に困るよ…」

〔たべたりなぁ~い…〕

「あとダイエットも必要かな、行くよ」

〔あ、まってぇえ~…〕