教室の黒板にはそれぞれの席が書いてあった。

「えっと…私の席は……ここか♪って、莉緒と離れててる…」

すごくショックだよ。

だって、唯一の友達なのにぃ…

あっちなみに、私の席は三列目の一番後ろで…
莉緒は一列挟んで窓側の一番後ろ。

「いや…けっこう近い」


いやいや。

なにを言ってるの莉緒。

「遠いよ!この一列邪魔だなー」

私は本気で私達の間にある一列を恨んだ。

だってこの一列がなかったら、授業中話せ放題なんだよ!!