後ろを振り返ってみると、そこには唯一の男友達の莉緒がいた。

「莉緒と一緒のクラス?」
そう私が聞くと莉緒は頷いた。

「何やってんのこんなところで?」

「椎奈とクラス離れちゃって。知ってる子居ないし…入りずらいっていうか…」
莉緒は「俺も」と言って困った顔をした。


「雅也くんと離れてちゃったんだ…」

「うん。」