素直になりたくて


-- やっとの事で、ハンバーグを作った。



「よし。剣弥座って!!」

私たちはいつもの様に、手を合わせて、

「いただきます♪」


美味しそうに食べる姿に私は、嬉しい。

それを見て私もハンバーグを頬張る。


「叔母さん、元気!?」

私が心配そうに訪ねると、剣弥は、

「おう。母ちゃん元気だよ!!でも、最近早くいい加減に結婚しろー!っ言われるけどー!!」


「そっかー!!叔母さんらしいわ!」


時計の針は8時を回った。



「おれ、そろそろ帰るわ。」


そう言って、いつもの様に帰る。

その後ろ姿に少し寂しくなる…