「晴菜っ!あんたいつまで、髪の毛とかしてんのよっ!」

「わかった今いくよっ」


・・・中学3年生になって転校してきた私、
真中 晴菜。(まなかはるな)

今日から、ちがう制服を着て、ちがう学校に通う。
友達できるかな・・・

キーンコーンカーンコーン・・

「はい。みんな静かに。今日は転校生がきます。」

「まじっ?男?女?美男?美女?」

「はいってきてー」・・・ガラっ

・・・まじ緊張する。みんなの視線が一気に私に向けられた。

「自己紹介どうぞ。」

「〇〇県からきた、真中晴菜です。よろしくお願いします。」

「・・・はいっ。じゃあ、真中さんはっと・・・
古城くんの隣にすわってくれるかな?」

「えぇ~いいなーずるいぃー」

女子がいっせいに騒ぐ一方、男子はつまんなさそうな顔をしていた。

「とりあえず、みんな真中さんと仲良くしてあげてね。
真中さん、あなた、授業とかの説明は、校長から聞いてるわよね?」

「は、はい。」「じゃあ、聞いたとおり、一日すごしてちょうだい。」