「『みんな、今日は優勝やぁっ!』」
「「「っしゃ!負けへんでーーー!!」」」
私とタッキーの声にクラスのみんなが
ヤル気満々に答えてくれる。
そう、今日は待ちに待った体育祭本番です。
あれから自分の気持ちに気づいた私は、
きちんと由紀さんに返事を返した。
由紀さんは、「やっぱりちょっと遅かったかー」
って笑ってくれていた。
しかも、「これからも仲良くしよな♪」
とか笑顔で言う由紀さんに泣きそうになり、
辛いのは由紀さんやのに慰められた。
私は誰にでも優しくて周りに気配りできる、
そんな由紀さんやから好きになったんやと思う。
「秋華、頑張ろな♪」
『うんっ!』
けど今はハルちゃんが大好き。
振り向いてもらえたら嬉しいなー。