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「…ふぁぁ……」
『…ふぁぁ……』
私とハルちゃんの欠伸が重なる。
どきんっ。
ほんまなんなんやろ。
最近、ハルちゃんのこと考えると
ちっちゃいことでも心臓がすぐうるさくなる。
『……はぁ』
思わずでた溜め息に、
「あー、幸せ逃げんで？」
って奈緒にケラケラ笑われた。
『逃げてもいいもん』
…逃げんのは嫌やけど(笑)
「わかった！恋の悩みやろ？」
『……違いますが』
げんのどや顔腹立つわぁ(笑)
「えー、けど南さんのこと、まだ保留にしてるんやろ？」
『…うん』
さすが奈緒。
痛いとこ突いてくるなぁ(苦笑)
「「え、まだ保留にしてたん！？」」
『…あは』
相変わらず仲良しやなぁ、げんとあっきーは。
「他に好きな人出来ちゃってーん♪……とか？」
ドキッ。
ちょー、奈緒さん。
それやねんて。
『それが、わからんねん…』
「…わからんって？」
それから、あの日のことを奈緒とあっきーとげんに全部話した。
