しかも、
「え、何て?」
き、聞こえてないー。
恥ずかしすぎて、声ちっちゃかったんやな。
もうこうなったらとことん馬鹿にして!
『だからっ…ハルちゃんがお化けかと思って怖かってん!』
「………」
ちょ、なんか言うてや。
この沈黙、余計恥ずかしいてば。
「…いやいや、自分可愛すぎるじゃろ」
『…へっ?』
予想外の言葉にびっくりする。
「そうゆうとこ、昔から一緒じゃな」
嬉しそうに笑うハルちゃん。
──ドキッ
え?
なに、今のかんじ。
「俺、また秋華に会えるって思っちょらんかったけぇな」
だから、嬉しいんじゃ
そう言ってぎゅーって私を抱き締め直す。
────ドキッ
とくとく、と心臓が音をたてる。
『……は、ハルちゃん///』
やばい、なんか今更やけど緊張してる。