寂しさを感じながらも、由紀さんの元へ駆け寄る。
『…由紀さんっ?』
「……今日、ちょっと話あるから放課後残っといて」
…話?
いつもにこにこしてる由紀さんが
真剣な顔して言うってことはよっぽど大事な話なんかな。
『わかりましたっ』
──────…放課後
「「「そりゃもう、告白やろ♪」」」
由紀さんのことを話したら、3人して
こればっかり言うんやけど…。
告白なわけないやんー。
あの優しい由紀さんが、私なんか相手にすると思えやんし。
由紀さんには、リナリンさんとかが…
って、自分で言うてて悲しくなってきた(笑)
ギャーギャー騒ぐ3人のなか、
「あきーっ、南さんが♪」
ってタッキーがニヤニヤ近づいてきた。
『…はぁい』
「「「頑張ってね~っ♪」」」
もうっ、だから違うんやってば!
ってか頑張るってなにをやねん(笑)
心のなかでツッコミを入れながら
ドアにもたれ掛かっている由紀さんの元にいく。

