華道のためもあったけど、秋華に会いたくて
親父に隠れてまでわざわざ大阪に来たってのにな。
くっそ。
てか、秋華好きな人いたりしてんのか?
聞いたことねぇし。
もしいるなら、最悪の状況だな。
あ゙ー。
俺、秋華のことになるとかなり余裕ねぇわ。
べつに最初は好きになるつもりなんてなかった。
けど秋華と再会して、好きになった。
俗に言う一目惚れってやつだな。
記憶にいる3歳の秋華の面影はあるものの、
すっげぇ可愛くなってて、けど俺のことは忘れてて。
そのくせして、他の男にすぐ触らせて。
可愛いのに無防備な秋華を守りたい、そう思ったんだ。
けど、秋華を振り向かすのはまだまだ先の話になりそうだなー。

