「父さんは認めんじゃろうけど、母さんが陽の手伝いしてあげるけぇ。」
『母さん…ごめん、ありがとう』
母さんと会話をしてから2週間たった日、
『なに、これ?』
受け取ったのは、茶色い封筒。
「秋華ちゃんと同じ高校の資料」
は?秋華の高校の、って…まじかよ。
『母さん、いつの間にそんな…?』
「母さんをまだまだ舐めんでね♪」
親父の言いなりだとしか思ってなかったのにな。
『てか、誰情報?』
「お祖母ちゃんに聞いたんよ」
あ、なるほど。
ってことは、秋華まだばあちゃん家に
遊びに来たりしてんのかな?
『あ、そういえば。編入試験いつ?』
「あー、なんか陽の高校より偏差値低いらしくて正直受けなくてもいいぐらいらしい(笑)」
えー、なにその適当さ。
つか、秋華あほなのか?

