『ハルちゃん!?』


びっくりしすぎて、ハルちゃんと言ってしまった。



「…やっぱり秋華には、ご褒美よりお仕置きじゃったか?」


え、え?

なんか優しいハルちゃんのキャラが…

って、今はそれよりお仕置きやろ!


『お、お仕置きは嫌やぁ…』


「そっか、じゃあどうするんじゃ?」


『は、陽大って呼びます!』


「うん、やっぱりご褒美じゃな」



ほっ、良かった。

取り敢えずお仕置きは無いらしい。



「あ、そうじゃ。今日、家来てや。」


『いいけど、なんで?』


「ふふっ。秋華に見せたいもんがあるんじゃ~」


まるで少年のように笑う陽大を心から愛しく思った。