「…の前に、秋華からの告白は断る」


『………っ！』




やば。

なに期待してたんやろ、私。


あー、ほんまあほ。

自意識過剰もいいとこやわ。

いい加減にしろや、って話な。




目線をハルちゃんの足元に反らす。


『あ…やんな、ごめん…』


あかん。

この終わり方したら友達として気まずなる。




溢れそうになる涙を堪えて、
ゆっくり顔をあげハルちゃんと目を合わす。


『…聞いてくれてありがとう。私の我儘なんやけどな、これからも友達として仲良くし「は？無理じゃな」』




私の目が大きく開かれる。


堪えていた涙が溢れ出す。