こんなに辛いんやったら、好きになりたくなかった。




そう思いしゃがみ込み、顔を膝に埋めようとしたとき

「──……秋華!」


息を切らして、額にはたくさんの汗を光らせている、



『……ハル、ちゃん?』


ハルちゃんが私の前に立っていた。



「はぁ…やっと見つけた。どれだけ、探させたら…気が済むんじゃ」


ぎゅう、と私を抱き締めるハルちゃん。



『ハルちゃん、やめて。離して』


「…秋華?」


私から少し体を離し、私の真剣な顔を見て
目を見開き驚くハルちゃん。




『他にこうゆうことする人がおるくせに期待させるようなことせんといてよっ!』