みんなの優しさで今まで頑張ってこれたんや、 って実感する。 ほんまに大切な友達やわ。 『いってきます!』 元気よく伝えて、タッキーに聞いた ハルちゃんのいる食堂裏に向かった。 ───お願いやから間に合って。 そう願いながら体育祭で疲れている体に 鞭をうち、必死に走る。 『…はぁ…っはぁ……』 食堂につき誰か人の声が聞こえ、 慌てて声のする方へ向かった。