「告白したら……」
『…?』
奈緒の言葉の続きを聞くため耳を傾ける。
「……告白したらさ…意識、してもらえるかもやん?」
なっ?
って奈緒が優しく微笑む。
『うっ…奈緒…』
今のはきたよ、奈緒。
涙出てきたやんか(笑)
『っ…決めた。私、今から行く!』
流れた涙を拭い、みんなを見る。
「男前やでっ♪」
あっきー……なんか違う気が。
「ん、それでこそ秋華。かっこいいやん」
よしよーしって頭を撫でるげん。
げんーっ!
もしげんがお兄ちゃんやったら
なつに負けへんぐらいのシスコンやったやろうな(笑)
「ほら…いっといで」
優しく背中を押してくれる奈緒。

