愛毒病


とにかく
このままじゃ不審者だからと
ユウの車に乗り
空いている駐車場へ




『どうしたの?』


「お前しかいないんだ」
「離れていかないでくれ」
「もう一度だけ信じてほしい」
「結婚しよう」



ユウは
こんな内容の言葉を
泣きながら繰り返した
何度も