愛毒病


0時を回った頃
トモの彼氏の車で
自宅に送ってもらった


「え!誰かいるよ
怖い!警察呼ぶ?」


ん?
ユウだ

『大丈夫だよ
ユウだから』

そう言って
さよならをした



ユウは
私の実家の前で
うずくまって
泣いていた

いつからいたのだろう