愛毒病


「悪い冗談言うなって
嘘だろ?」

ひきつった笑顔で
問いかけてきた


私はまた
首を振った


無理矢理抱き締めて
キスをされた



こうすれば
こいつはまた
俺の所に戻ってくる

そんな風に
簡単に考えられている
虚しさ




涙が流れた