ハンドルを握りしめて 渋滞の中 動悸が止まらない 殴られるかもしれない また罵声を浴びせられて 息が できなくなるかもしれない でも それでも 私は 行かなきゃ いつもの場所に 車を止めて 深呼吸を繰り返す 何を言われても もう 彼の前では 泣かないと決めて ドアを開けた