愛毒病


私の笑い声で
ユウは
目を覚ました



私は笑顔で
携帯を返した


「これなに?」
また言ってしまった

今度はどんな嘘を
ついてくれるのだろう
どんな顔して
口を開くのだろう
なんて
ほんの数秒期待してしまった





「ふざけるな」

耳を疑った
嘘でもなく
私を睨み付けて
怒鳴ってきた


「携帯見るとか信じられない」

「お前死ねよ」

「お前なんかいなくても
俺には女はいくらでもいる」

「お前なんかには
俺しかいないくせに」

そういって
携帯を私に向かって
投げた



驚く暇もなかった

ユウの口からは
次々と暴言が流れてきた


気付いたら私は
涙を流していた
悲しかったわけじゃない

もう頭がついていかなくて
おかしくなってしまった