「からだ、大丈夫?」


カラス君が優しく笑う。
頬の火照りが強くなった。



「うん、全然大丈夫」

「なら良かった」



カラス君は笑いながら、私の頭を撫でた。



「いま何時?」

「んー、九時ちょっと過ぎ、くらいかな」

「九時かー」



カラス君が体を起こした。

細い体についてる、丁度良い筋肉が綺麗に動く。



「なに、見てるの」

「カラス君の体」

「うん、そこまで見ないでほしいなぁ」



カラス君が照れ臭そうに笑う。
私よりも抜群なスタイルしてるくせに。