明日はあの馬鹿親父の誕生日だ。 プレゼントの小さい花束が枯れないように花瓶に入れて、眺めるのが気に入っている。 (喜んでくれるかな) 花の名前は何だっけか。 まぁいいか。取り合えず綺麗な花。 明日が楽しみで仕方が無い。 こんなもので喜べる自分って安い、と小学生ながらに思った。 けど、