カラス君と黒猫さん2











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「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃくすぐったい、カラス君」

「黒猫さん、なんて事言ってくれたの、俺恥ずかしくて学校歩けないじゃん」

「かっ、カラス君、楽しんでるじゃん」


保健室のベッド。
奴は現れた。

私のさぼりルートを良く知っている“ヤツ”は保健医(女)に色目を使って保健室を空にさせたのだ。


突然、ぐっすり寝てたところ、急に冷たい手が首を絞めた。それが始まり。
勿論本気で絞めてないけど、驚くには十分で。


「手っ!!つめった!!何で!!」

「水で冷やしてきた」

「何てやつだ!!」

「その言葉そっくりそのまま返すよ!」


脇腹を“ヤツ”ことカラス君が擽る。
きっと、いや絶対昨日の仕打ちだ。


「カラス君っ!!許せ!あの場を逃れるのはアレしかなかったんだ!!ひっ、」


半分にやつきながらカラス君は私をくすぐる。


「面白い、黒猫さん」

「ひっ、やめっ!!カラス君ごめんって!!」

「ゆるさないー。」


顔が緩んでるくせに何言ってるんだこの人、とは言わなかった。