ニューロティック・宴(エン)

自宅に着いた。
お父さんが、
マスクとゴム手袋を
して待っていた。


『もしかしたら、
ウィルスが付いてる
かもしれない。』


と、わたしを
そのままお風呂場に
連れて行った。


着ていた服を
全部脱がされ、
熱めのシャワーを
かけながら、
タワシで全身を
ゴシゴシと
こすられた。


皮膚が赤くなり、
ヒリヒリと
痛かった気もする。


お父さんはわたしの
裸になった身体を
見ながら、

『そうかそうか。』

とずっとつぶやいてた。