ニューロティック・宴(エン)

わたしは
ソレに近付いた。


わたしの存在に
気付くと、襲おうと
手を伸ばしてきた。


『もう

わたしのこと、

わからないんだね。』


わたしは反射的に
鎖が繋がれている
タンスに駆け寄り、
鎖を外した。


鎖を外されたソレは、
肉を焼いている
プレートに向かった。


プレートの上の肉を
片っ端から
口に詰め込んでる。


プレートの肉を
掴むたびに、
指の肉が焼ける音と、
妙な焦げ臭さが漂った。