沙織が、
陽気に話しかけてきました。


『で?
テレビ局?
新聞社?
それともいつも
話してるサキさん
みたいなフリー?』


『何が?』


『何がって、
ジャーナリストに
なるんでしょ?』


『あ、やめた。』


『…やめた?』