ニューロティック・宴(エン)

『わたしね、医者も
立派な職業だと思う。

今まで頑張って
これたのも、
お父さんが二人三脚で
一緒だったから。

でも、
やっぱり
わたしの人生は
自分で決めなきゃ
いけないと思うし』


『黙りなさい。』


『それにねこの仕事、
英語も活かせると
思うんだ。
だって実際に
サキ姉も英語
使ってるじゃない?
これからは英語だけ
じゃなくて…』


『うるさい、黙れ!』


テーブルを
叩いた勢いで、
お父さんの前に
おいてあったお茶がこぼれました。