沙織は、
もうわたしの入院には
慣れっこなので、
別に心配してる様子も
ありません。


それどころか、
わたしの好物の
モンブランを
買ってきてて、
河合と食べ始めてる。。。



『ちょっと…』


『何かしら?』


『わたしがなんで
入院してるか
知ってるの?』


『もちろん。』


『わたしの好物が
そのまさに
あんた達が食べてる
モンブランだってこと
…』


『も知ってる。』


『なのにわざわざ
お見舞いの品に…』


『これは
お見舞いの品では
断じてないよ?』

河合がカットイン。