「玉子はマヨネーズ少なめにしてありますよ」
「……ん、まあ、悪くない」
もごもごと、ちょっと嬉しそうな白鳥さん。
へえ……花鶏さん、白鳥さんの手綱、完全に握ってるんだなあ。
夜啼さんも、大鷲さんの事、よくわかってるし……。
うん、私も頑張らなきゃ!
郁さんのペースに巻き込まれないよう……
「絢香ぁ。僕もあれ、したいなー」
「はい!どれですか?」
「あーんっていうの」
うぐっ……
「……ま、まあ、それなら」
「本当ー?僕、サンドイッチじゃなくてカプチー」
「今上向いてお口を開けて下されば、紅子が熱々カプチーノを飲ませて差し上げますよ?」
「……結構です……」
「ええと、私はカプチーノを淹れたらいいですか?」
「絢香ちゃん、あんなエロ親父の言う事、真に受けたらいけません」
「はあ……」
「紅子とは一つしか変わらないじゃん……」
んんん、難しい……。
