そう。
鏡の前で一生懸命髪を整えていた子は
小学校の時の親友だった。
名前は笹木 実羽。(ササキ ミウ)
あたしと名前が同じなんだ。
漢字は一文字違い。
毎日のように喧嘩してたけど
なんだかんだ仲よかったの。
だけど中学が離れて笹木がケータイ持ってないのもあって
自然と連絡は取らなくなった。
なのにまさか会うとは思わなかった。
ぼーっとしてるあたしに笹木は抱きついた。
あー笑いたい。
軽く再会の喜びを感じたあと
笹木のことを待っていた子を紹介してもらった。
『始めまして。如月 真理愛だよっ。よろしくね』
めちゃめちゃ可愛い！
「えっと、棗 美羽です。よろしくね？」
あたしと笹木が苗字で呼び合ってるのは
名前が同じだから。
小学校の頃に決めたのだ。
笹木は
黒髪のロングで、華奢な体で白い肌。
整っている顔をしてる。
真理愛ちゃんは
背が高くて、セミロングくらいの黒髪。
モデルみたいな体型なの。
二人ともちょー美人です。
